営業継承は、企業の未来を守る経営課題
先日、ある中小企業の経営者の方と面談する機会がありました。
その際、「営業継承」が今後の経営課題になるという言葉が印象に残りました。
その社長は、今もなお自ら営業の最前線に立ち、顧客開拓から受注までをリードされています。
現場でのOJTを通じて、自身の営業スタイルを後進に伝えているものの、「本当に継承できているのか」との不安も滲ませておられました。
これは、決して一社に限った話ではありません。
多くの中堅・中小企業では、営業活動の中核を社長や経営幹部、あるいはベテラン社員が担っています。
つまり、会社の売上を支えているのは、現場に根ざした“属人的な力”です。
実際、総務省「労働力調査年報」によると、現在日本の営業職に従事している50歳以上の方は全体の約31%、実に114万人以上にのぼります。
今や営業人材の3人に1人がシニア層であり、この比率は今後さらに高まっていくと予想されます。
ベテラン営業の方々は、対面の空気を読み、顧客の言葉の裏を読み取り、商談を自然な流れで着地させる…まさに“技”と“感覚”の塊です。
しかし同時に、それらのスキルは暗黙知であるがゆえに、簡単には言語化されず、組織に残らないというジレンマを抱えています。
さらに懸念されるのは、経験に基づいた判断が、新たな市場ニーズや顧客課題を見逃すリスクにもつながりかねないということ。
変化の激しい今だからこそ、ベテランの力と若手の柔軟性をつなぐ“橋”が必要です。
営業継承とは、単にノウハウを伝えることではありません。
組織の営業力を持続可能にし、未来への成長エンジンを育てる「経営戦略そのもの」です。
弊社では、営業スキルの棚卸やノウハウの可視化、評価を通じて、こうした営業継承の仕組みを企業に合わせて設計・支援しています。
御社の未来を守るために、営業継承を「今」から始めてみませんか。



